採用活動が着実に活性化
昨年度同月から求人数は増加傾向に
2022年5月31日に総務省から発表された『労働力調査(基本集計) 2022年(令和4年)4月分結果』では、完全失業率は2.5%と発表されています。
前年同月からは23万人減の188万人となり、10ヶ月連続の減少です。一方で、就業者数は6727万人。
前年同月に比べて24万人増え、実に7ヶ月ぶりの増加となりました。
同日、厚生労働省から発表された『一般職業紹介状況(令和4年4月分)』では、新規求人数が前年と比較して12.3%増加し84万8713人に。
前月から繰越された有効求職者数と、当月の新規求職申込件数の合計数からなる月間有効求人数は11.8%増加し、242万2422人でした。
有効求人倍率は1.17倍。コロナ禍からの影響も大きい2021年と比べ、求人を含めた採用活動は徐々に活発化していると言えます。
※有効求人倍率とは?
求職者1人に対して、何件の求人があるかを示す数値です。 例えば、求職者100人に対して求人が200件ある際には、有効求人倍率は2.00倍となります。
サービス系職種の求人が増加
『一般職業紹介状況(令和4年4月分)』において、前年同月から増加した新規求人数の内訳を主要産業別に見ると、
■宿泊業・飲食サービス業 49.6%
■製造業 21.9%
■サービス業(他に分類されないもの) 15.3%
■運輸業、郵便業 13.1%
■生活関連サービス業、娯楽業 10.4%
■学術研究、専門・技術サービス業 10.1%
■卸売業、小売業 6.9%
■医療、福祉 6.6%
■情報通信業 6.0%
■建設業 4.4%
■教育、学習支援業 3.4%
と、多くのサービス系職種で求人が増加傾向にあることがわかります。
ちなみに、数多くの求人が掲載されている『Indeed』でも
■「正社員」で検索 361万5340件
■「アルバイト・パート」で検索 290万5029件
※6/15(水)検索。勤務地は指定せず。
数多くの求人が掲載されています。
戦略的に採用活動を進めよう
まだまだ先行きが不透明なビジネスシーンではありますが、統計上では着実に雇用が回復しております。6月は例年、徐々に中途採用で動きが出てくる時期です。
これから採用活動に望まれる企業さまは、魅力ある人材を採用できるよう戦略的に採用活動を進めていただければと思います。
[データ参照・引用元]
総務省『労働力調査(基本集計) 2022年(令和4年)4月分結果』
厚生労働省『一般職業紹介状況(令和4年4月分)』
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