アルバイト・パートの採用が活発化
飲食・観光業は昨年比54.3%増
2022年3月下旬に、新型コロナウイルス感染対策の行動制限が解除されました。
それに伴い、飲食業や旅行業においてアルバイト・パートの採用活動が強化されているようです。
アルバイト・パートの採用をメインに取り扱うWebや紙の募集媒体をチェックすると、掲載数が増えていました。
新型コロナウイルスの沈静化を見据え、飲食業界では昨年秋から出店再開の動きがあり、観光・レジャー業界でもインバウンドの受け入れ再開を視野に入れ、それぞれ求人活動が本格化。
厚生労働省が発表する『一般職業紹介状況』においても、5月の新規求人ば前年同月と比較して17.2%増加。
産業別では、主に
・「宿泊業,飲食サービス業」54.3%増
・「製造業」23.9%増
・「学術研究,専門・技術サービス業」18.4%増
・「サービス業(他に分類されないもの)」18.4%増
上記4つの業界に、大きな変化が見られました。
一方、ニュースでは「採用活動に苦戦している企業が多い」という見出しを目にします。
過去最高レベルの時給設定や入社祝い金の支給など、様々な施策で人材の確保に力を入れていても採用に至らない状況です。
その背景には、やはり未だ収束が見えにくいコロナの状況があると言えるでしょう。
特に飲食・観光ではその傾向が顕著と言えます。
しかし、飲食業や観光業において少しずつ客足が戻ってきている状況のもとでは、やはり人材の確保が急務です。
企業のなかには、空いた時間に働ける“スキマバイト”の仲介サービスを利用するなど、単発アルバイトの仲介サービスを活用しながら人材の確保につとめる動きもあります。
こうした工夫と並行して、採用競争が激化するなかでは、アルバイト・パート求人を探す方々が目にする採用サイトからの情報発信の対策も欠かせません。
安全対策をはじめとした「不安払拭」につながる情報や、「柔軟な働き方が可能」などの魅力を採用サイトから伝えることで、検討いただけるように取り組みましょう。
[データ参照・引用元]
◆厚生労働省『一般職業紹介状況(令和4年5月分)』